示差熱-熱重量同時測定装置(TG-DSC/TG-DTA)
熱重量測定 (TGまたはTGA) は、温度を一定のプログラムによって変化または保持させながら、試料の重量を温度または時間の関数として測定する手法になります。
示差熱分析 (DTA) は、温度を一定のプログラムによって変化または保持させながら、試料と基準物質の温度差を温度または時間の関数として測定する方法になります。
同時熱分析装置STAシリーズ(TG-DTA, TG-DSC)はTGとDTAもしくはDSCを同時に測定できる装置になり、TG (熱天秤)では試料加熱時の熱分解、酸化、還元、脱水などの重量変化、DTAおよびDSCでは吸熱・発熱反応から融解、ガラス転移、結晶化などの情報を得ることができます。
ネッチ・ジャパンでは-150℃~2400℃ の広い温度範囲に対応した以下の2種類のTG-DSC / TG-DTAをご用意しております。
STA 2500 Regulus
高感度差動型示差熱天秤
【特長】低ドリフトで高温までの安定した評価が可能な上皿式差動型示差熱天秤。不活性の他、酸化性、還元性、減圧、真空置換、水蒸気などに対応します。
【仕様】温度範囲:RT~1600℃
TG分解能:0.03μg/1g
測定雰囲気:不活性、酸化性、還元性、減圧、真空置換、水蒸気
STA 449 F1/F3 F5 Jupiter シリーズ
熱重量/示差熱同時測定装置
【特長】-150~2400℃までの熱重量(TG)・示差熱(DSC)の同時測定が可能。最高1400℃までの高温比熱測定を可能とし、DTA、大試料測定にも対応します。
【仕様】温度範囲:-150℃~2400℃
TG分解感度: 0.025μg
DSC感度:15μV/mW
比熱測定精度:±2.5%(1400℃ max.)