レーザーフラッシュセミナー 今月開催予定!
いつもお世話になっております。ネッチ・ジャパンの篠田です。
早いもので、この職を頂いてから、十年目となりました。競争の激しい、いえ過当競争ともいえる熱分析業界で、地道に発展し続けることができておりますのも、ひとえにお客様のご愛顧と、ご協力頂いております代理店の皆様、関係各位のご支援サポートのおかげであります。あらためて厚く御礼申し上げます。
さて、最近ニュースをみていると、気持ちが滅入るばっかりで、ますますブログを更新するスピードが遅くなるのですが、「明けない夜は無い」と申します。
占いでは、今年はいろいろな意味でピークの年だそうなので、コロナも国家間対立もピーク、あとはきっと終息するに違いない、そう期待したいです。あと、株価もそうなるでしょうか。(それは困るか)
これを書いている最中に首相が岸田氏に決まりました。高校の同期生が内閣広報官になっていて驚いたのですが、大変だなあと思います。まあ、私よりはるかに成績の良かった人で、人生勝ち続けるとこうなるのだなあ、と思いました。でも、ドイツ軍歌を高らかに歌いながら、ハーツ・オブ・アイアンでこっそり世界制覇をする楽しみはないはずで、羨ましくはないです。
ところで、年初のブログ見返してみて気づいたのですが、我ながら、やたら火山のことが書いてあります。
本当に火山の噴火の多い年だと思いますが、硫黄島のあたり、というのは我ながらまぐれあたりでした。8月半ばに、硫黄島の南50キロで10年ぶりの大噴火がおこり、新島まで形成されてしまいました。最初馬蹄形“U”だったのが”( )”になり、いまは”( “の形です。前みたいに消えないで欲しいと思います。
アニメ「未来少年コナン」の残され島のように、はるか高く隆起して、わが日本の領土が広がってくれないかな、と思います。ちなみに、世界の破滅後も生き残った工業国の残影「インダストリア」は最後に海に沈むのですが。
ただ、当たっている話ばかりではなくて、9月くらいに東海あたりで地震かなあ、と言っていたのは、もう月末ですし、見事に外れです。でも今月、日本最古の神社といわれ日本書紀にも出てくる熊野の花窟神社で、ご神体の巨岩の一部が崩落致しましたし、なんとなく嫌な予感がするのです。
最近のマイブームは相変わらず、3D CADのFusion 360とLabVIEWと、大学の物理と数学のマセマシリーズ、後ろシティの動画です。
Fusion 360では、10mm角の試料の面内方向の熱拡散率測定がLFAで可能な、いわゆるSlit in-plane LFAの面内ホルダーも元はこれで描きましたので、趣味と実益を兼ねています。これは、四端子法による電気抵抗測定の組み合わせに最適で、熱拡散率を測定する方向の熱抵抗が観測できますので、熱のキャリアがフォノンだったり電子だったり傾向を見るのには良いかも知れません。面内の異方性も見ることができますしね。そのうち3Dアートがかけるようになりましたら、当ブログで披露させて頂くかもしれません。四号戦車で四苦八苦しているような今の技術レベルではまだまだです。
また、サーモリフレクタンス法による薄膜の面内測定法は、国内特許を取得致しましたので、今後乞う、ご期待、です。
特許といえば、TG-DTAをDSC化する機構も最近取得しました。
STA2500 Regulusは、TG-DTAなのですが、DSC化できるのです。(そのときはTGは使えなくなります)
Cp測定まではできませんが、反応しやすくて高価な試料ホルダーを傷める可能性のある試料のエンタルピー測定など、ヘッドの部分を交換できるので良いのでは無いかと思います。
もっと大きなネタもございまして、これは熱測定の分野全体でも大改革なのではないかと思いますが、これはすぐにはそうとは気づかないかも知れません。10月15日に久しぶりにLFAのセミナーをさせて頂きますが、ちらっと口走るかも知れません。
今回のLFAでは、JIS(特にJIS R 1611)に基づくレーザーフラッシュの測定方法について詳しく説明させて頂きたいと思います。というのは、JIS R 1611の審議に参加したような、国内メーカーの皆様は健全なのですが、最近どうもおかまいなし、というメーカーもいるらしいのです。これは、JISやISOに準拠した測定をうたっておきながら、実際そうではないと社会問題になりますので、この点はメーカーの皆様にも注意して頂きたいところです。
そんなこんなで智慧をしぼりつつ、何とか生き残りをめざす、そんな日々でございます。
今後ともネッチ・ジャパンを宜しくお願い申し上げます。