上田城を造ろう

2024.10.07

こんにちは、ネッチ・ジャパンの篠田です。先月のJASISでは、多くのユーザーの皆様にも弊社ブースにお越し頂きましてありがとうございました。今後ともご愛顧のほどお願い申し上げます。その節には当ブログをお読み頂いているお客様も多く、まことに汗顔の至りです。ロゲルギストの“物理の散歩道”の向こうを張って、“熱分析の散歩道“と銘打ったのは良いものの、熱分析のネタはとうの昔に尽きてほとんど関係ない話ばかりですが、今のままで良いとのことで、マイペースで徒然なるままに書かせて頂きます。

 
 さて、皆様は、米国でエミー賞を受賞したSHOGUN(プロデュース/主演 真田広之)をもう御覧になりましたでしょうか?残念ながら日本ではDisney+の独占配信で、これが見たいがためにアンチディズニー(ランド)の私でも、一瞬入会して全十話見てしまいました。

米国ドラマながら、オール日本語のため配役が絶妙で、いわゆる、うまい俳優がそろっていて見ごたえがあると思います。主な舞台は、大阪と伊豆(!)で、ほんのりネタバレになりますが、伊豆で大地震が起きるところなど、近い将来予想される災害と見事にシンクロしていると思いました。

 
 将軍のモデルはもちろん徳川家康で、同じ晩年運の八白土星で親近感を覚えるのですが、そんな家康でも、自軍の軍勢が、2回も同じ城で手痛い敗北を食らっています。皆様ご存知の信州上田城です。映画「サマーウォーズ」や、NHKドラマ「真田幸村」でもご存知ですよね。(「真田丸」と書かなければ、年が知れます。)

 
 ところで、我が社でも、その信州大学出身者が若い人に3名もいることに気づきまして、ひそかに「信州真田丸部隊」と名付けているのですが、社員教育ということでFusion360のさわりを教えることに致しました。以前のブログでも書きましたが、Fusion360は比較的安価ながら大変高機能の3DCADでして、特にフラッシュアナライザーLFA467のサンプルホルダーや、MMCのスペシャルユニット、NanoTR/PicoTR用に重宝しております。昨今は、測定のニーズが大変多様化して参りまして、標準の輸入品ではとても追いつきません。

 
 最初のレッスンは、“円筒”。そして、次に「信州真田丸部隊」に与えた課題は、「上田城を」でした。わが社の無茶ぶりが知れようというものです。実は私自身、たいしたスキルを持っているわけではないのですが、やはり将自ら手本を見せよ、ということで見よう見まねで作ってみました。こんな感じ。

 

城づくりの基本はロフトとオフセット平面です。初心者にしては良くできたかも。そう致しますと、欲が出て来まして、全体像も欲しくなります。上田城の古地図がネットに落ちていましたので、その画像をもとにつくりかけているのが、これです。

 

熱分析装置用ジグの特注対応のため、という目的から逸脱している感も無くはありませんが、はまってしまいそうです。上田城の魅力おそるべし。
真田の六文銭をもじって、ネッチ・ジャパンの旗印を◯にNを六つにしようかと思う今日この頃です。

 

さて、今回も脱線が過ぎました。今月はプラスチック・ジャパン展に出展させて頂きます。

うまくいったら、3Dプリンタで打ち出した上田城も展示できるかもしれません。(たぶん却下)今後ともネッチ・ジャパンを宜しくお願い申し上げます。

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