バレンタインの憂鬱

2025.02.14

こんにちは。ネッチジャパンの篠田です。

担当の社員に、ブログの提出は今日ですよ、と言われたのですが、本日は丁度バレンタインデーなのを思い出しました…誰がこんなことを始めたか解りませんが、私にとってはまことにユーウツな日です。何を隠そう、幼稚園を含めて今に至るまで女子に義理以外のチョコを貰ったことなど一度もないのです。小学校4年だったか、女子がずんずんこちらにやってきて、内心えっ?と思ったのですが、どけ!と言われて、隣の友達に告白のチョコを渡していました。これと同じぐらいの衝撃は、社会人になるまでありませんでした。オフィスのお姉様に木村拓哉大ファンの方がいらして、モニターの背景にしていますので、目障りだ、と申し上げたのですが、あんたの方が目障りよ!と。内心もてたいけどもてない、その悲哀を反芻するバレンタインデーですが、世の社長がつまずく一大要因が回避されているのは、会社にとっては幸運なことです。

 
私は、ヤングジャンプはキングダムから、日経新聞は、私の履歴書から読むのですが、以前にはリッポーグループ創業者のモフタル・リアディ氏が連載されていたことがあります。その中で、聴衆を前にした牧師に「ここに妻をだまさなかった人はいますか」と言われて、妻に申し訳ないことをしていた。涙がにじんだ。とありました。私が聴衆の中にいたら、「はい!」と元気よく手を挙げていたに違いありません。もてないんだから仕方ない。。ちなみに、我が社の男性諸君に同じ質問をしたことがあるのですが、全員いきおいよく「はい!!」(笑)

 
さて、バレンタインデーの主役となるチョコレートですが、DSCで融解吸熱ビークを見せて、口溶け感を説明するのも、ちょっと飽きた感があります。むしろ気になっているのは、カカオが取れなくなって価格が高騰しているのと、気温が上がって、今までの製造工程だと、店頭や輸送中に溶けやすくなってしまわないか、ということです。融点を高めに製造する口の中で溶けずらくなっておいしくないし、いままで通りだとベたーっと溶けてしまって宜しくない。これはどうしたら良いでしょう?考えられるのは、融点の低いチョコを高いもので覆うか、表面の結晶化度を上げるか。けずった表面と内部で、ラボのDSCで比較してみてもおもしろいかも知れません。残りはこちらで処分させて頂きます。

 
一方で、食物を口にしたときの感覚は、熱浸透率です。熱物性値・熱特性値どちらにも使われる熱伝導率に対して、熱浸透率は熱特性値と言えます。いってみれば熱を吸い取る能力です。詳しくは、弊社の熱伝導率セミナーの最初の箇所をお読みください。そのほかにも、レオメータなど、チョコを評価できる熱測定装置って意外と多いんですよね。

 
早く過ぎ去れバレンタイン!
今後ともネッチ・ジャパンを宜しくお願い申し上げます。

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