示差走査熱量測定 (DSC)

示差走査熱量計 (DSC)は、温度を一定のプログラムによって変化または保持させながら、試料と基準物質の温度差を温度または時間の関数として測定する方法になり、固体や液体の相転移温度や熱量(エンタルピー)の変化を測定する装置です。

熱流束型DSCは加熱炉、ヒートシンク、熱抵抗から構成されており、試料および基準物質への熱の出入りは熱抵抗を介してヒートシンクと行われます。DSCでは決まった熱の経路の温度差を計測し、温度差は単位時間あたりの熱エネルギーに比例することから、熱エネルギーを求めることができます。

また熱流束型DSCはヒートシンクを有していることから、DTAと比べてベースラインが安定しており、定量性のあるデータを得ることができます。

 

ネッチ・ジャパンでは-180℃~1700℃ (DTAは2000℃まで)の広い温度範囲に対応した以下の4種類のDSCをご用意しております。

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