プロジェクトUU
連日猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
日常体を動かすのがおっくうで、スポーツとのご縁がない私も、パリ・オリンピックのことは気になって、毎朝為替レートの次にオリンピックの国別メダル数をチェックしていたりします。
実は、オリンピック開催の直前にフランスに1週間据え付け作業に行って参りまして、オリンピック仕様の凱旋門に圧倒されておりました。ノルマンディー産の牡蠣は絶品で、レモンをぎゅっと絞って、貝柱を切ってつるっと食べると、磯の香が口の中に広がり、映画プライベート・ライアンの冒頭のシーンが思い浮かびます。
この映画を映画館で見に行ったとき、妊娠5か月の家内と一緒だったのですが、ノルマンディーのオマハ・ビーチに上陸用舟艇で上陸しようとする米軍を、ドイツ軍がMG42機関銃でなぎ倒す冒頭の名シーンで、おなかの中の子が心配そうに急に動き初めまして、その後生まれた息子からは大学生になっても今でも文句を言われます。
フランスの食事はリーズナブルで(会社が払うので)、ドイツでの食事よりもずっとおいしかったのですが、オリンピック選手村での食事の評判は、必ずしも良いものではないようです。とくに選手は、肉を食べたい、もっと肉を、という要求が高いらしい。それも当たり前で、昔から菜食ベースの軍隊が強かったためしはありません。
スペインのコルテスやピサロに、あの広大なアステカ王国やインカ帝国があっという間に征服されたのも、原住民が主食とするとうもろこしに、必須アミノ酸のリジンが不足していたからという説があります。反対に、史上最強のモンゴル軍の糧食は、いわばヒツジを丸ごとフリーズドライしたもので、携行という面でも理想的だったと思います。日本陸軍の航空隊が、比島決戦で一時は米軍を圧倒するほどの活躍をみせたのも、川島四郎博士が発明された航空糧食によるところもあると思います。
と、いうことで、社員の健全な就業にも、栄養が大切、お盆休み前の最終日となる本日は、”出社した社員”全員に、うな重を会社としてごちそうすることにいたしました。プロジェクトUU。UはうなぎのUです。(UUUではありませんのであしからず。)連休前の最終日だから、どうせほとんど来社しないだろうとたかをくくっていたら、本社の社員のほとんどが出社(!)ひそかにおそれているのは、年末のビンゴ大会同様、これが会社の慣例行事になることです(笑)